なにかの拍子に thumbs.db というファイルが出来て、「なんだこれ?」と思ったことはないでしょうか?


GIF や JPEG といった画像ファイルのアイコンは、内容(絵)で表示してくれます。
この内容を解析しアイコン化したデータを格納しているのが thumbs.db です。

実際は隠しファイルなので見る機会は多くはありませんが、ホームページをアップロードすると、よく現れます。

このファイルの特徴は、フォルダ内にある画像データが多いほど容量が「肥大化」する点です。
画像ファイルが10個あれば、その内容を理解したアイコンデータをまとめて thumbs.db に保存します。

Q.消した場合はどうなる?
A.フォルダを開いた際に新たに作られます。

新たに作られるので、削除してもかまいません。
ただし、フォルダを開いた際にアイコンが内容に変わるまで若干時間がかかります。

大容量なハードディスクなら問題ありませんが、ホームページの容量は 20MB 程度ではないでしょうか。
もし、この thumbs.db を消さずに残していくと、あっという間に容量オーバーになります。

「写真やイラストを豊富に使ったから容量オーバーしちゃった♪ 有料だけど容量アップしちゃおう」
困った話です。

事実、このホームページを最初に立ち上げたときは 20MB を超え、thumbs.db ファイルを削除したら 3MB 程度(!)になった、3MB 削除できたのではなく、実容量が 3MB なのです。
(個人差があります)

ホームページを作っている方は、要注意です。


作らない方法もあります。
 ツール(T) → フォルダオプション(O)... → 表示 → □縮小版をキャッシュしない に、チェックを入れるだけです。




ただし、すでに作られている thumbs.db は自分で消さなければなりません。
リムーバブルメディアなどのような低速なメディアを開いた場合にストレスを感じるかもしれません。


アップロード時に thumbs.db を送らない方法は、ソフトによるので、そちらのヘルプなどを参照しましょう。